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つれづれなるままに

手術しました:鼻中隔湾曲症とアデノイド その1(全6回)

約2年前の話になりますが、鼻の通りをよくするための手術をしました。

花粉症を感じるようになってきた時期で、せっかくなので当時の備忘録を公開します。

1記事で3000文字くらいあるのでちょっと長いです。

経過観察中の今の状態を記すところまでで全7回を予定しています。

(内容の都合で全6回にしました。)

 

内容は当時、残していたnoteからのコピペです。

多少手は加えていますが、手術も入院も生まれて初めてのことだったので

忘れたくないと思って退院後にばーっと書いたものなので

この手術がどんなものかざっくり知りたい人向けです。

 

鼻中隔湾曲症の手術を受けた結果どうだったか。

結論は「良かった!」です。

 

手術をしてからの変化(詳細は別記事で解説する予定)

・鼻詰まりはほぼ解消された。

副鼻腔炎にならなくなった。

口内炎ができなくなった。

・ジョギングが苦手じゃなくなった。(走れない→30分/2Km)

これは早々に言わせていただきたい。

走り慣れている方は遅い…と思うかもしれませんが、私としては超進化です。

・香りに奥行きを感じる

・眠りの質がよくなった

・フェイスラインがシュッとした

・ブリーズライト、ヴェポラップ、チクナイン、小青竜湯などに頼らず眠れるようになった

手術から数年経っても花粉を感じるときは感じますし、鼻水も垂れるし、詰まります。

それでも手術前と比較すると、いいことしかない。

鼻詰まりや、口内炎がよくできるなど、悩んでいる人がいたら

参考にしてもらえたらいいなぁと思います。

 

 

 

初めての手術&入院

手術したのは

・鼻中隔矯正

・下鼻甲介切除(かびこうかいせつじょ)

・アデノイド切除

扁桃腺の切除をする方もいるかと思います。私はアデノイドは切除しましたが扁桃腺には問題がなかったので切除していません。

まず、鼻中隔を矯正するということは、鼻の真ん中を通る軟骨がなんらかの影響で曲がっていて(だいたいの人は曲がっている)片側の鼻の通りが悪い状態なので

鼻の真ん中を通る鼻中隔がひどく曲がった状態なので削ってもらいます。

下鼻甲介切除は鼻の中の粘膜が分厚くなってしまって、これもまた鼻詰まりの要因になると。その粘膜を除去する手術です。

これまでの私の鼻事情

まず花粉症は20歳くらいから発症してます。

初めての一人暮らしで仕事がしんどくて、ストレスのやり場もなく、タバコを吸うようになり、花粉症を発症。

当時は鼻詰まりをメンソール系のタバコを吸うことで解消していました。

 

タバコと言えば刺激物でしかないのに。なんたる悪循環…アホすぎます。

 

あまりにも鼻詰まりがひどく、しょっちゅう副鼻腔炎にかかっていたので

 

アレルギー検査をしたところ花粉に反応しているとのことでした。

 

もうタバコは何年も吸っていないのにアレルギーだけは残るのが罪深い。

鼻が詰まっているといいことがないです。

あげていったらキリがないのですが

・気圧が上がると鼻が詰まって頭がぼーっとする。

・夜は日によっては胸元にヴェポラップを塗り、鼻にブリーズライトを貼って寝ないと眠れない。(それでも眠れない時もありました…)

・1年中アレルギー薬を服薬していました。ほぼ病院処方。

引っ越してもしょっちゅう耳鼻科にお世話になっていました。

ノーズピンていう、鼻孔を強制的に広げるやつも試しました。

結果、鼻が痛くなってあまり使わず。

鼻づまり対策としては、ブリーズライトが一番効果がありました。

ブリーズライトは高価だし、顔に化粧水をつけているとすぐ剥がれてしまうので貼り直しはできないのでもったいないという。

地元の耳鼻科に通っていた時も「鼻がちょっと曲がってるんだよね」と言われたけれど、内服薬と点鼻薬をもらったただけで当時の担当医もその先の事は特に言わなかったし、私もそれを聞いて当時は「じゃあどうしようかな」などとは考えませんでした。

それから10年後が経って引っ越し先の耳鼻科に当然のようにお世話になります。

担当医に「これは鼻中隔湾曲症です。手術しないと治りません。手術するなら紹介状を書くから考えてきてください。」

と言われて「手術するほどのものなんだ…」と驚きました。

ネット上で手術内容を調べると「やってよかった」という感想が圧倒的に多い。

少しでもマシになるならという思いで紹介状を書いてもらいました。

入院手術と言えば限度額適用認定証

紹介状を持って初めて大きな病院へ。

外来でまず頭部CTを撮りました。

そのあと診察。

手術希望ということは伝えてあったので、先生もCTを確認すると

「じゃあいつにしますか?」と。

早っ。

私「え、もう決定でいいんですか」

先生「決定でいいと思いますよ」

撮影されたCT画像を見せてもらったのですが

酸素通ってる…?と疑うほど狭くなった私の鼻の穴の中。

鼻の曲がり方&空気の通り道の狭さ。

曲がりすぎてて思わずその場で笑いましたし、写真も撮らせてもらいました。

手術が決まったので然るべき機関に限度額の申請をしました。

保険の仕事をしていた経験上で問い合わせが多かった内容として

「限度額の発行遅い、早くして、入院費いくらかかりますか」

だったことを嫌な記憶として覚えていたんですね。

タイミングが良かったのか私の証書は1週間くらいで届きました。

当時の仕事では限度額がどんな制度なのか理解しきれていないところがありましたが、

自分で使ってみるとなんてことないありがたい制度でした。

入院費の計算もやろうと思えば自分でできるものでした。

(クレジットカードも限度額と同じで、レジ打ちしてるときにクレカの操作するのも割と苦手だったこと、自分でカードを持ってみたらなんてことなかったことを思い出しました)

限度額適用認定証があるとどんないいことがあるのか。

本来より少ない医療費で医療を受けることができます。

限度額+(差額+食事代)の支払いをすれば良い。

申請しないといけないんですけどね。

もし、限度額の申請をしていなかったら3割負担そのままの金額を支払うことになります。

しかし後日「高額医療費請求書」を提出すればいいのです。

本来払う分の差額が還付されます。

申請すればどのみち本来かかる費用よりも少ない費用で医療を受けられる、ありがたい仕組みです。

 

医療費を払う側の多くの人たちは

支払いの時までには限度額適用認定証が欲しいので

「はやく認定証をください」と急かしてくるわけです。

 

じゃあ自分の支払うべき限度額はいくらなの?

ということが気になりますよね。限度額はご本人の年収で変わります。

都道府県の協会けんぽか、健康保険組合のホームページで確認することをお勧めします。

アデノイド発見、恐怖のBスポット療法

診察室では内視鏡を鼻から入れられて鼻の中~上咽頭にかけて確認をしました。

先生が「あれ?アデノイド残ってる。わかる?このぷつぷつなんだけど…」

先生いわく「これを削ると炎症が落ち着いて自律神経失調症や肩こりが楽になる」とのこと。訳のわからないうちにあれよあれよと上咽頭擦過療法(Bスポット療法とかEATともいう)が始まってしまいました。

この時、先生が本を見ながら説明してくださったので、私も同じ本を購入しました。

Bスポット療法はどんな処置か。

先の曲がった棒にガーゼをくくり、そこに塩化亜鉛を染み込ませます。

その棒で先ほどのぷつぷつをササっと削るとぷつぷつは削れて、そこから出血します。

出血することで変な場所が圧迫されなくなって不調がなくなります。

というもの。これがまぁまぁっていうかかなり痛い。炎症が強い人ほど痛いらしいです。

痛すぎて「ササッ」と削るっていう表現は間違っていると思いました。

痛み止めを処方されましたが、この日はBスポット療法をされてから

喉がヒリヒリ痛くて、痰がひっきりなしに落ちてくるしでとてもぐったりしてしまいました。

大きな病院で待ち時間も長く、お腹も空いていましたが

何もする気が起きず口に痛み止めのロキソニンを放り込んで早々に帰宅しました。

つづく!

 

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