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つれづれなるままに

アラフォーが仕事をしながら独学で乙4に合格した話

乙4の試験、はっきり言ってナメてました。

でもなんとか受かりましたのでその記録を。

 

 

 

乙4(おつよん)とは、危険物取扱者 乙種4類という資格を略したものです。

これを取得するとなにができるか?

ガソリン・灯油・軽油重油など、特定の危険物を取り扱え、それに付随する定期点検も行うことができます。

乙4の資格を持っているとガソリンスタンドで働ける、というのは結構有名なのではないでしょうか。

この記事を読んで得られるメリット

・仕事をしつつ独学でも乙4は受かることができることがわかる

・合格するための勉強方法がわかる

 

仕事をしながら独学で乙4は合格できるの?

結論から言うと、できます。

当時、私は週5日出勤で8時間勤務のフルタイムワーカーでした。

試験責任者になって激務になる前のことなので仕事内容も比較的ラクでした。

 

合格ラインは3科目平均60%(法令、物理化学、性質・消化方法)ということで、まんべんなく6割というのが意外と難しいです。

 

合格するための勉強方法と使った教材

使用した教材は

株式会社 向学院|書籍のご案内

過去に出題された問題|消防設備士試験 |一般財団法人消防試験研究センター

YouTube動画

 

勉強方法

凝り性なので「なんで?」が出てくると絶対に引っかかった部分も調べ始めるという自分の性格をわかっていたので、時間をかけたくない。

なるべく寄り道しない、最短ルートを探しました。

乙4に合格することで次に受けようとしていた資格試験へのはずみにもなればいいかなーと。

 

①ネットでググる

ネットでざっと「乙4 勉強方法」「乙4 合格した」などググります。

ツイッターで合格者の感想をひたすら漁る。

そうすると「あの動画がよかった」とかなんとか出てきます。

③またグーグルに戻って「あの動画」がなんなのかなど、検索する。

参考書はこれがいい、という記事もたくさん見かけましたが、今回はローコストで済ませたいと思っていました。

④参考書を選ぶ

参考書は「乙4類取扱者 受験教科書」株式会社 向学院出版を購入。アマゾンなどで取り扱いはありません。

こういうところのテキストは質がいいと思っているので、手間はかかりますが出版社から注文するのが良いと思います。

メルカリとかにも出ていますがおすすめしません。

なぜなら法令など細かいところが変わっている場合、自分で調べるか師事する人が親切に教えてくれない限りわからないから手間なのです。

「〇〇年版 改定事項」とかで検索するの面倒じゃないですか?その手間を省くためにも最新版を買うのが1番手っ取り早いのが最新版を出版社から購入することだと思っています。

 

下記にリンク張りましたので気になる方はぜひ。

この教本(赤本というらしいです)のほかに参考書は購入していません。

1冊を繰り返し解くことで理解を深めることにしました。(結果的に試験を2回受けたのでローコストとはなりませんでしたが…)

赤本を勉強しているうちに気が付きました。「この試験、もしかして難しいのでは…?」

 

www.kougakuin.jp

 

⑤教科書を全ページ読む(動画を見ながら)

YouTubeに赤本を最初からズダーっとなぞりながら講義している動画があるので、それを聞きながらテキストのすべてに目を通しました。

 

⑥赤本の途中にある例題を解く。

ここの解説を読んでいる時間が1番キモであると思っています。

なぜならバツがたくさんつくし、その解説を読むのに時間がとられるから。

でもめげないで~!だんだんわかる問題のほうが多くなります。

〇×をつけるだけでなく、解説を読むのがポイント。

⑦過去問にチャレンジする(試験時間内に解くことを意識する)

一通りテキストと例題を終わらせたら巻末の過去問に取り掛かります。

文章が違うと解けなくなるので…

 

⑧繰り返し解く。

以上の⑥と⑦を無限ループします。

×→〇になった問題は飛ばすとスピードアップしてループするので、効率のいい勉強になると思います。

 

一般財団法人 消防試験研究センターの過去問を解く。

試験日が近づいてきたら、ここから乙種の過去問を選んで試験時間と同じ時間で解きます。

テキストと、試験の文章では同じ内容を問う問題でもずいぶん書き方が変わるからです。

過去問の数が少ないですが、できるだけ本番に近い文章に慣れておきたいです。

 

www.shoubo-shiken.or.jp

 

勉強にかけた時間

初めての試験のときは短期集中でいけるでしょ~と勘違い。

勉強したのは1か月です。

実際にどのくらい勉強時間をとっていたのかを思い出してみました。

 

【平日】

・通勤中(60分)

内訳は、通勤に公共交通機関を使っていたので通勤時間で勉強に使える時間は30分ほど。往復で60分です。

 

・会社のお昼休みに動画再生(20分)

休憩は1時間ありましたが、食事して、歯磨きして・・・と色々やってこの時間。

 

・夕食後に(60分)

 

【休日】

うろ覚えなんですが、私は生粋のぐうたら人間なので「土日は休みっしょ~」て言って勉強していない気がします。

 

平日・・・2時間20分

休日・・・たぶん0分

 

2回目の試験は勉強時間を増やしたほうがいいと思って、次の試験まで3か月の勉強期間を設けました。

夕食の支度をしているときもYouTubeで乙4に関する動画を聞き流していましたし、土日もちょっと勉強しました。

1回目のときより詰め込まずに済んだので休む日も作ることができ、だいぶ気持ちにも余裕がありました。

私はのんびり屋なので、気持ちロングスパンで勉強したほうがいいのかな…という気付きにもなりましたよ。

とは言っても最初からのんびりしてしまうと頭になんにも入ってこないので、勉強しながら自分のペースを見極めるのがいいと思います~。

 

前回の試験からなるべく間隔を空けずに申し込めるようにしたい人は事前に受けたい試験会場の試験スケジュールを確認しておくといいと思います。

 

勉強は得意ではないのですが、合格するまでにやるべきことを逆算し、1日どのくらい勉強すればいいかを算出したのでやらざるを得なくなりましたし(やらないと試験に間に合わない)

2回目の試験では勉強時間をどのくらい取るかを1回目と比較して計画を立てることができました。

計画よりちょっと遅くなりはしましたが、乙4の免許は無事に取得できました。

なにより自分で道筋を立てて動けば目標達成できるんだな~という自信にも繋がりましたよ。これは予想外だったけれどすごく実感できる効果だったので嬉しいです。

 

免許状の発行に別途費用がかかるのは「え?まだ払うんですか?」という気持ちになりましたが、化学系の企業で試験担当者になったときにも知識は役立つと思いますので勉強してよかったな~と思っています。